A・T
2020年入社
EAMソリューション部
大学では農学部に籍を置き、農地の水質について研究しました(農地環境学)。IT会社を志望したのは、「幼い頃からPCに触れていて、親しみがあったから」。新しいことが次々に起こりそうな世界、という期待感もありました。現在は“推し”のバンドのライブへ出かけたりアクションシュート系のゲームで仕事とのオン/オフを付けています。
A・Tは2020年に旧アルスに入社し、EAMソリューション部に所属して、IBMのMaximo(IBM Maximo Application Suite)ベースの開発・運用・保守業務に携わってきました。
Maximoは企業の設備・資産の保全業務をトータルに実現するソリューションで、設備・資産の延命やパフォーマンスの最適化、ライフサイクルの拡張、運用上のダウンタイム削減コスト削減などを実現するEAM(エンタープライズ・アセット・マネジメント)ツールです。
当社では2010年代にMaximoビジネスをスタートさせ、現在までに大手企業を中心にさまざまな業種のお客様をご支援してきた実績があります。今後もMaximoビジネスを強力に推進していく方針ですが、その中で重要な役割を担うのが、A・Tのような洞察力と粘り強さを兼ね備えた若手のエンジニアです。
「お客様から“システムの動きがいつもと違う”といったご連絡をいただいたときは、Maximoが収集している設備の稼働データやその設備の正常運用に関する洞察値(基準)などを参考にして、仮説を立ててシステムを点検し調整することがよくあります」と、A・Tは説明します。
A・Tはこの4年間に5社のお客様を担当してきました。その中には製造業だけでなく、大手エンターテインメント企業も含まれています。大手エンターテインメント企業では、すべての従業員が着用するバラエティに富んだ衣装のライフサイクル管理をMaximoで行っていました。
現在は製造系の2社の担当で、両社ともMaximoの開発は終了し、保守・運用管理のフェーズに入っています。
「両社のシステムともスタート時から安定稼働しているので大きなトラブル対応などはありませんが、設備や製造ラインの変更に伴う対応のご依頼はよくあります。それらへの対応措置としては複雑な改修になることもあるので、スケジュール通りにスムーズに対応することが現在の課題です」(A・T)
A・Tは、お客様からのご依頼に対して、「うまく対応できたときは、とても大きな達成感があります」と語ります。
「Maximoは、慣れてしまえば操作自体はむずかしくないツールですが、非常に多機能で、それでいて細かい設定や調整が可能な奥の深いツールです。私はお客様からご依頼を受けると、まず改修のプランを立て、それから設定の変更や調整を行います。ときにはJavaによるコーディングが必要になることも少なくありません。試行錯誤を繰り返すことが大半ですが、思うような設定ができるととても大きな達成感があり、充実感を覚えます」(A・T)
「最近は、上長のレビューもほぼ問題なく通るようになりました」と、A・Tは言います。ただし「先輩方を見ていると、自分には知識・スキルがまだ足りないと思うことがよくあります」とも語ります。
「とくにJavaは、入社以来継続的に学習していますが、複雑な案件になると知識・スキルの足りなさを痛感し、もっと勉強して力をつけることが必要だと感じています」(A・T)
当面の目標は、「Maximoのスペシャリストになること」。
「まずは今担当させていただいているお客様の業務について理解を深め、Maximoをより高度に活用することを学んでいきたいと考えています。そうしたことを地道に続けることで本当の実力が付いてくるのではないかと思っています」