クレスコ・ジェイキューブは、2022年7月1日にクレスコ・グループの3社が合併してできた新しい会社です。3社はそれまでに特徴のあるIT事業をそれぞれに展開してきた会社で、今その3つの個性と強みを1つの力として、お客様のデジタルイノベーションをご支援する大きな海へ漕ぎだしています。
3社の中で最も早く事業をスタートさせたのは、1982年設立のエヌシステムです。エヌシステムは、社団法人(現・一般社団法人)全国農協観光協会様の情報システム業務を担う会社として設立された会社で、発足当時は株式会社コープトラベル情報センターといいました。1990年に同協会から旅行事業が分離され、株式会社農協観光様が設立されて以降も、一貫して総合旅行業基幹システムとその周辺システムの設計・構築から運用・保守までを担当してきました。
エヌシステムに転機が訪れたのは2000年です。この時に、CI(コーポレート・アイデンティティ)によるエヌシステムへの社名変更を行い、それ以来、総合旅行業のお客様を主軸としながらも、他業種のお客様へもお取引を広げ、中・大規模の業務システム開発に強い会社として幅広く事業を展開してきました。
アルスは、1988年に設立された会社です。スタート当初から人事・給与業務アプリケーションの開発に注力し、2003年に「iSeries Site人事C/S版」というIBM i用の人事システム、2005年に「iSeries Site給与C/S版」、2006年には「iSeries Siteワークフロー」をリリースし、IBM i上の人事・給与・ワークフローを支援する業務パッケージとして確固たる地歩を築いてきました。
2010年代に入ってからは、さらに事業範囲を拡大し、「IBM Maximo」「SAP SuccessFactors」、iSeries Siteワークフローに各種申請書機能を実装した「スマートワークソリューション」などの事業を成長させてきました。
ネクサスは、3社の中では一番若い1997年の設立です。業種をとわず基幹システムの企画・設計・構築・運用・保守に強みをもつ会社として、設立以来、名前を挙げれば誰でも耳にしたことのある有名な中・大企業のシステム化を数多くご支援してきました。
特に強みとしてきたのがIBM i、IBM、国産メインフレーマーなどのホスト系技術で、2010年代以降はそれに加えて、Java・PHPなどのオープン系技術やクラウドを数多く手がけるようになりました。ホスト系とオープン系、および先進技術を駆使したクラウドとのハイブリッドシステムの設計・構築では、お客様から高い評価を得ています。
クレスコ・ジェイキューブは今、3社それぞれが築いてきた伝統と蓄積してきた技術・ノウハウを結集し、お客様のデジタル・イノベーションのご支援へ向けて航海を続けています。