保険業のお客様を担当し、DXの柱であるデータ活用に向けて分析基盤の構築に取り組む |クローズ・アップ J Cuber

2024/07/22

T・H

第1事業部
スマートワークソリューション部 第4課

趣味はシミュレーションゲームです。ファイアーエンブレムシリーズがお気に入りで、休みの時間はそれをやっています。あとは藤井聡太七段の影響を受けて、2~3年前から将棋に興味を持ち始めました。まだ初心者ですが、将棋アプリを相手にしながら楽しんでいます。

クレスコ・ジェイキューブは3社が統合合併して2022年7月に誕生しましたが、T・Hはその前身企業の1社であるアルスへ2021年に入社しました。今年で4年目を迎えるエンジニアです。所属はスマートワークソリューション部 第4課です。

「スマートワークソリューションというのは、承認・申請業務を支援するワークフロー製品の名称で、当社が開発・販売するオリジナル製品です。ただ私が所属する第4課はスマートワークソリューションとは直接的には関係なく、ある保険業のお客様に対してシステム開発・構築・運用を支援することが主要な業務です」

つまり今担当している保険業のお客様は、もともとはアルス時代からのユーザーで、現在はクレスコ・ジェイキューブのスマートワークソリューション部 第4課が担当していることになります。T・Hは入社以来、継続的に担当しています。

第4課に所属するのは合計5名。T・Hはその一員として、大きく2つの業務に取り組んでいます。1つはそのお客様独自の汎用APIを開発すること、もう1つは顧客データ活用基盤を構築することです。

汎用APIのほうは、各マスターのデータを一元的に管理するためのシステム連携に利用するもので、主にJava Spring Bootで開発し、2024年1月に本格的な運用がスタートしました。

もう1つの顧客データ活用基盤は、お客様である保険会社が保有する膨大な顧客データや契約情報を集約し、名寄せなどをもとに個別に検索・参照・分析するための情報基盤を構築するのが狙いです。こちらはデータ仮想化ソリューションを使用しながら、社内の各システムからクラウドサービス(AWS)で運用するPostgreSQLにデータを集約し、そこからデータウェアハウスへデータを送って分析します。こちらは第1弾が2024年1月に本稼働しました。

「どちらも無事に本稼働を迎え、その後は業務内容に少し変化がありました。今は次の目標に向かって進んでいる段階です。現在の主要業務はやはり2つあります。1つは、データウェアハウスに連携していたデータを、ユーザーの方々がもっと見やすい形で抽出し、提供することです。社内の各部署から必要なデータに関する要望が次々に届くので、それに対応している状況です」

そしてもう1つは、2024年1月に稼働した顧客データ活用基盤についてです。今運用されている画面はいわば暫定的なもので、もっと使いやすく見やすい形に改良していく必要があります。2025年3月ごろを目標に、現在はその画面の改修に取り組んでいるところです。いまはPythonを使用していますが、最終的にはJavaを使用することになりそうです。」

T・Hが開発に使用している主な言語は、Python、Java、VB.NET(Visual Basic.NET)の3つです。

「私は大学時代にAIを専攻しており、そのころからPythonを使用した開発手法を学んでいました。JavaとVB.NETについては、入社してから研修を受けました」

やりがいを感じる、あるいは充実感のある瞬間とはどのような時でしょうか。

「やはり苦労して開発に奮闘したり、遅くまで性能改善に取り組んだりする日々を過ごした末に、無事に本稼働を迎えられた瞬間がなによりうれしいです。自分の苦労が報われたという達成感がありますね」

技術力の向上に向けては、主に資格試験を中心に勉強を続けています。今保有している資格には、IPAの「基本情報技術者試験」と「応用情報技術者試験」、それにAWSの「Certified Cloud Practioner」と「Certified Solution Architect ? Associate」があります。今年10月にはIPAの「データベーススペシャリスト」の試験を受けるつもりです。

「資格取得は会社からも推奨されますし、仕事でも実践的に役立つので、積極的に受験していこうと思っています。また業務知識の面では、プロジェクト内で開催される保険業の勉強会に週1回の頻度で参加していました。保険の専門用語を学ぶことができて、とても役立ちました」

この先、どのような技術者になりたいか。理想とする技術者像を尋ねたところ、T・Hからは次のような答えが返ってきました。

「今はお客様から『こんなシステムが必要だから』と要望されて、それに沿って、できるだけ忠実に開発している状況です。でも今後はもっと技術力と経験を身につけて、お客様の要望に対して的確にアドバイスや提案を行っていけるような技術者になりたいと思っています」

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