M・Y
トラベルシステムサービス部
2008年の入社以来、旅行業システムの開発・運用・保守を担当してきました。プログラミングは入社後に覚え、一時は没頭し、趣味でゲーム開発にトライしたこともありました。最近の関心は「刀剣」。「刀剣乱舞」を見て刀剣に魅せられ、刀剣の鑑賞に遠方へ出向くことも。鎌倉時代中期の刀匠・長谷部国重の刀剣は、「いつ見ても、何時間見ていても飽きません」。
M・Yは、大学では経済学を学びましたが、「PCでモノを作ることに憧れて」入社。2008年の入社以来一貫して、旅行業システムの開発・運用・保守業務に従事してきました。
現在は、中堅旅行会社の予約システムを担当。そのお客様は、従来は団体旅行を中心に事業を展開してきましたが、現在は個人向け事業の拡大を急ピッチで進めています。その中でM・Yは、スマートフォンを使って旅行予約の営業活動が行えるシステムの開発を担当。スマートフォンの画面周りから基幹システムとの連携までの開発を担当し、現在は保守と改修を担当しています。
「旅行予約の仕組みはどの旅行会社のシステムでも基本的には同じですが、見た目の親しみやすさや使いやすさはサイトごとに大きく違い、その違いが成約の違いにつながると言われます。他社の旅行予約サイトは今でもよく覗きますが、開発中は頻繁に見て回り、操作性やルック&フィールの違いを勉強していました」と、M・Yは話します。
M・Yは入社してからプログラミングを学びました。「プログラムを書くことは大好きです」と言います。「自分で作ったプログラムが実際に動くと、いまでもわくわくしますし、感動します」。
習得した言語は、Visual Basic(現在はVB.NET)とC#。業務ロジックはVBで、画面・フロント周りはC#を使う開発を数多く手がけてきました。
「最近は、シンプルに、複雑にならないようにプログラムを書けるようになりましたが、それでも工夫すべき点や至らない点が目につきます。プログラミングは奥が深く、かつ面白いとつくづく感じます」
自身の課題は「周到なテスト」と、M・Yは言います。「プログラミングは“こう書こう”と考えて、それに向かってひたすら手を動かしていきますが、テストのほうはその構築物に穴や抜けがないか、さまざまな利用シーンを想定して検証していく想像力が必要です。そこをもう少し丁寧に周到に行い手戻りを少なくする必要があると、いつも自分に言い聞かせています」
目下のもう1つのテーマは「仕様変更への対処」。仕様の変更は一般的によくあることで、システムをよりよいものとしていくための欠かせないプロセスとも言えますが、とはいえ、お客様の多様な仕様変更要求を汲みつつ納期や品質を順守していくには「調整役としてのシステム担当者の役割が不可欠」と、M・Yは語ります。
「旅行予約システムのような商品企画や販売などさまざまな要素が関係するシステムでは、お客様のさまざま部署から仕様変更のご要望が寄せられることがあります。すべてのご要望を同時に対応できないこともありますので、調整がどうしても必要になります。調整をスムーズに行うには、経緯のご説明や、今対応できることと今後の対応になることなどの線引きを明確にし、お客様とプロセスやスケジュールについての認識を共有することが大事だと感じています」 M・Yの目標は、「プロジェクトをきちんと回していけるリーダー(PL、PM)になること」。「私の経験年数から言うと“中堅”のポジションなるのだろうと思いますが、リーダー役をこなせるようになるには、チームを動かすという観点での考え方と行動力が必要だと思っています。そこは自分のチャレンジとして、経験を積んでいきたいと考えています」