T・H
カスタマーソリューション部 2課
課長
ーー 最初にT・Hさんが、これまでどのようなお仕事をしてきたかを教えてください。
T・H 私は2003年にクレスコ・ジェイキューブの前身会社の1社であるアルスに入社しました。仕事は導入・開発・保守・改修などの技術支援がメインです。いろいろな業務に携わりましたが、なかでもIBM iで稼働するiSeries Siteベースの人事・給与・総務・ワークフローなどのアプリケーションに関する設計・開発・保守が多かったですね。
ーー 技術者・開発者として20年以上のキャリアがあるわけですね。T・Hさんが得意とする開発言語は何ですか。
T・H 私の場合はJavaですね。もともとは大学では文系の学問を専攻し、会社に入ってから開発スキルを学んできました。
ーー アルスからクレスコ・ジェイキューブに移行してから、現在はどのような業務が中心ですか。
T・H いまは、ある流通大手のお客さまが運用されているスマートデバイスによる決済アプリの開発が中心です。私は所属するカスタマーソリューション部 2課は、ほぼこのお客様の開発支援を担当しています。
ーー スマートデバイスによる決済アプリというと、スマートフォンのQRコードを使っていろいろなショップでの買い物に対する決済をしたり、送金したりといったサービスですね。
T・H そうです。サービスそのものは何年も前からスタートしていますが、クレスコ・ジェイキューブが参加したのは1年ぐらい前からです。このサービスはもともと海外の開発拠点をベースにしていたのですが、お客さまの要望に基づき、国内の開発拠点へと体制を移行することになり、開発体制の再構築に取り組むことになりました。
ーー いまはどのような開発が進んでいるのですか。
T・H クレスコ・ジェイキューブが主に担当しているのは、バーコードによる支払画面など主にユーザー側の機能が中心です。このサービスは大規模なリニューアルを控えていて、その第1フェーズが2025年3月にリリースされる予定です。それに向けて現在は結合テストを実施中で、その次には総合テストが控えています。また第2フェーズは2025年8月に予定していて、すでに設計作業がスタートしています。
ーー T・Hさんも開発作業を担当しているのですか。
T・H 私は、実際には開発作業は行わず、クレスコ・ジェイキューブ側のまとめ役・補佐役として、メンバーの仕事の割り振りや進捗チェック、お客さまや関係ベンダーとの打ち合わせやコミュニケーションをメインに担当しています。
ーー この仕事のおもしろさ、醍醐味はなんだと思いますか。
T・H 私はいままでB2Bの開発が多かったのですが、このスマートデバイスによる決済アプリはB2Cのアプリケーションです。ショッピングセンターで実際に利用しているお客さまの姿を目にしたり、テレビにコマーシャルが流れたり、自分の生活感覚が反映されたりと、B2B 中心で仕事をしてきた私から見ると、B2Cアプリケーションならではのおもしろさ、楽しさがあってとても新鮮です。
ーー コアの開発スキルはB2B時代に比べて変化はありますか。
T・H ビジネスロジックはJavaとなりますが、Appleプラットフォーム向けの開発基盤であるXcodeや、Android Studioなどで使用するKotilinなど、いろいろと新しいスキルを身に付ける必要があって、そうした勉強はとても刺激的です。若い技術者にも、できるだけ自分で調べさせるようにして、学ぶ楽しさを知ってほしいと思いながら日々、会話しています。