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カスタマーソリューション部 1課
課長
ーー カスタマーソリューション部 1課はどのような担当ですか。
N・Y 大きく分けると2つあって、1つはIBM iSeries Siteの人事C/S版と給与C/S版、ワークフローを使った人事・給与・ワークフローシステムの構築・運用・保守、もう1つはJavaやVB.NETによる業務システムの構築・運用・保守です。
ーー 人事C/S版と給与C/S版は、長く担当していますね。
N・Y 2007年に入社してからですから、かれこれ17~18年の担当になります。元を辿ると、当社の前身のアルスがIBM iSeries Siteの人事、給与パッケージの製品開発に参画したという経緯があります。そこから当社は30年以上、IBM iSeries Siteの人事・給与・経理・ワークフローをベースとするお客様システムの開発・運用・保守に携わっています。
ーー その経験と実績は、当社の大きな強みですね。
N・Y そう考えています。現在は、日本IBMが2023年6月まで提供していた「ケア・サービス for iSeries Site」の保守サポート業務を引き継ぎ「JCUBEケアサービス」としてご提供していますので、IBM iSeries Siteに関する新しい情報やスキル、ノウハウは当社に集中する形になっています。私のチームでは、IBM iSeries Siteの人事C/S版と給与C/S版、ワークフロー関連の法改正対応の開発・改修も担当しています。
人事C/S版・給与C/S版・ワークフローを担当している私の課と、IBM i対応のIBM iSeries Site人事、給与、経理などを担当している部門のパワーを合わせお客様が安心してシステムをご利用いただけるよう努めていきたいと思っています。
ーー もう1つのJavaやVB.NETでは、どのような業務システムを開発しているのですか。
N・Y 多種多様ですね。昨年度(2023年度)は、ドライバー向けのアルコールチェック管理システムや、ノーツ(HCL Notes/Domino)と基幹システムとの新しい連携システムの開発なども担当しました。また、お客様がExcelやAccessをベースで作ってこられた業務システムの高度化や自動化なども多数ご支援しています。
ーー N・Yさんのチームではどんなシステムでも対応可能なのですか。
N・Y 基本的にはJavaやVB.NET、ExcelやAccessをベースにしているシステムでしたら対応可能とお伝えしています。経験のない案件については、社内の「Tech-Lead」や業務システムの経験者たちと連携する体制です。
ーー Tech-Leadは、社内の各分野のエキスパートやベテランで構成されるバーチャルな技術チームですね。
N・Y はい。3社が合併して1つの会社となったメリットやシナジーは、今後いろいろなところで出てくると思っています。社内を見渡すと、いろいろな経験・知見・スキルをもつ人が集まっていて、技術の幅と厚みが増しました。社員数は現在、私が所属していたアルスの3倍以上です。
ーー 中堅・中小のお客様からは、最近どのようなご要望が多いですか。
N・Y 誰が使っても操作しやすいシステムであるとか、直感的に使えるインターフェース、より簡単に入力できるシステムなどへのご要望が増えています。ベテランの担当者から未経験の方が担当になったとか、ITスキルの乏しい人がユーザーになったなどいろいろな事情がありますが、全般的な傾向として誰が使ってもわかりやすく使いやすいシステムへのご要望が高まっています。
ーー それに対してはどう対応しているのですか。
N・Y お客様のご要望をとことんお聞きして、目指すものやありたい形を技術的に実現することが第一です。とはいえ、お客様のほうで考えが明確になっていないこともありますから、いろいろな選択肢をご提示し、的を絞って明確にしていくというやり方をしています。
私どもの課では、新規のお客様案件に携わる機会もありますが、、それ以上に多いのが運用・保守を担当しているお客様からの追加開発や新規案件のご依頼です。そのため日頃から率先してお客様を訪問し、お客様の状況や考えていることを把握するようにしています。そのためにはお客様の業務や法令などに関する知識・情報・理解が必要です。
ーー そこはカスタマーソリューション部 1課の特徴であり、強みですね。
N・Y そうですね。
ーー 今後についてはどのようなことを考えていますか。
N・Y JavaやVB.NETの経験・スキルは大きな強みですが、今後はそれにこだわらず、案件ごとに最適な言語・ツールを選択しトライしていきたいと考えています。メンバーは20代~30代が大半なので、未経験の技術やツールに対する関心は強く、吸収力も旺盛です。それと社内のエキスパートたちの力をミックスさせて、お客様にとってより魅力的な業務システムを開発していきたいと思っています。
ーー 最後に、マネージャーとしての意気込みをお願いします。
N・Y 11人のメンバーは個性さまざま、得手不得手もいろいろですが、とにかく真面目で熱心で前向きです。私の役割は、付かず離れず、彼らが成長するチャンスをうまく作っていくことだと考えています。課全体がレベルアップして、結果としてお客様の満足度向上につながっていくと思っています。